忍者ブログ
[PR]
2024 / 05 / 02 ( Thu )
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

テーマ:<%topentry_thread_title> - ジャンル:<%topentry_community_janrename>

12:31:16 | | page top↑
【クマのねぶくろ】#12(少年のチェリー)
2007 / 07 / 04 ( Wed )

木の皮をひとつひとつ剥ぐように、
少年は少女を一枚ずつムキだしにしていきます。
友達からAVを借りて何度もなんども反復して学習していたので、
要領はあらかた分かるつもりです。

少年は少女の後ろに回り、首にキスをし、軽く耳を噛みます。
その身体の緊張をほぐすと、ゆっくり背中を撫でるようにして白いセーターを脱がせました。
(けっこう身体はおねえさん・・・)
白いスレンダーな肩から腰にかけてのラインを見ながら、
少年は生つばをゴクンと1回だけ飲みました。
(コレ同い年じゃないよなぁ・・・)
少年はスカートに手をかけます。
オレンジの暖炉に踊る影。
闇の中では少女のフトモモだけ妙に白く、透き通るように妖しく浮かびました。
少年はまるでモンキーになり少女の腰にすがります。
でもジッパーのありかが分からない少年があれこれとまごついてるのを見たら、
少女は一瞬だけホッとして、自らスカートを脱ぐのでした。

少女がスカートを脱ぐと、
少年はまるでクリスマスの包みを開けるようにして、スカートの中をまさぐります。
いよいよむきだしになった小劇場。

実際のところ、少年はその実物を見るのは初めてでした。
それはツルンとした捉えようのない丘と谷あいの川。
その中央の湿地帯はヌチヌチと光沢を帯びていました。
感極まると少年はくちびるを押し付けて、それを口に含みます。
するとそれはほんのりとすっぱい果実。
少年のペニスは少年自身ですら今まで見たこともないくらい、大きく太く堅くなりました。
おやおや…大きくなった自分自身を前に、少年はどうしていいか分かりません。
右往左往してしまいます。
少女はそれを見てとり、やさしく自分からリードして、
自身の中の小劇場にその小さな願いを導きました。

少女からすれば人間のそれなどクマに比べるまでもなく、
茫漠に肥大化した自分の空白を埋めるには小さ過ぎます。
淋しさを埋める何の足しにもなりません。
少女は諦めに似たような涙が内側からこぼれるのを悲しく知りました。
それと同時になんかおかしくて、必死で笑い転げたいのも我慢しました。
一方の少年はまさに夢心地。
エモイワレヌ快楽が、すべての中枢神経がペニスに集約されて、
あふれんばかりの塩水に、なんどもなんども自らを溺れさせては呼吸し、
また溺れさせては呼吸しました。
そうです。
なんども、なんども、なんども、なんどでも・・・。

その刹那に少女は夢を見ている。
股間にほんのり熱を感じる頃、
気づくと自らを圧倒的な光が照らしているのです。
時間から見て太陽なんかでは絶対にない。
それは少女を焼くのではなく、むしろ突き刺すような誠実な白光。
まなこの裏に不思議に映る影。
なんでだろう、祈り・・・祈り・・・祈り。
あたしには何もわからない。
あなたが、見えない。
それは網膜に意思を持って動き何かを語っている。
でもそれは実体のない何かであり、やがて消えてしまう影です。
わたしは今なにかを失ったのかもしれない。
少女はそんな風に感じました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

部屋が再び静寂と夜を取り戻し、ふと少女が気づくと、
少年はよだれを巻き散らかして、横でポックリと果てていました。
部屋はいろんな匂いが入り交じり、重く、重く、
もはやあの夜にクマが飾った甘い香りは、
その気配さえすでに石化してしまったように見えるのでした。


PR

テーマ:<%topentry_thread_title> - ジャンル:<%topentry_community_janrename>

19:15:40 | 未選択 | トラックバック() | コメント(0) | page top↑
<<【クマのねぶくろ】#11(少女のカラッポ) | ホーム | 【クマのねぶくろ】#13(山を下りて町へ)>>
コメント
コメントの投稿













トラックバック
トラックバックURL

前ページ| ホーム |次ページ